当クリニックではポリープ切除だけでなく、早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を外来内視鏡治療として行っています。

今月、当クリニックで行った胃がんESDを説明します。写真は胃前庭部の早期胃がんです(矢印部位ががんの部位)。

がんの部分を数cm離してマーキングし、まずは全周切開をします。

粘膜下層に青色に染色した生理食塩水を注入し、電気メスを用いて切開剥離術を行います。

切除終了後の粘膜欠損部です。このあとしばらく胃薬を内服してもらいます。約1か月で治癒します。

切除した病変部です。病理結果で高分化型粘膜内癌であり、根治切除と診断されました。