先日当クリニックで施行した早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を説明します。

胃体部前壁に陥凹型の早期胃がんを認めます。

NBI(狭帯域光観察)にしますと、がんとの境界ははっきりしてきます。

がん部をマーキング後に電気メスを用いて全周性に切開します。

粘膜下層剥離術を行います。

がん切除後の粘膜欠損部です。

切除した標本です。病理結果は高分化型粘膜内癌であり、根治切除と診断されました。