先日当院で施行した早期胃がんESDを説明します。
胃前庭部大弯後壁に中心陥凹するIIC病変を認めます。

NBI(狭帯域光観察)ではがん部非がん部の境界が明瞭に描出されます。

腫瘍部から1cm離して、マーキング施行します。フラッシュナイフ2.5を用いてソフト凝固6-60モードでマーキングします。

全周切開を行います。インジゴ含有生理食塩水で粘膜下を局注します。切開はフラッシュナイフ2.5を用いてエンドカットモード2で切開します。

粘膜下層切開剥離術を行います。スイフトコアグレーション4-40モードで切開します。粘膜下層(青ライン)に沿って切開剥離します。

切除終了後の粘膜欠損部です。この後1ヶ月間胃薬(PPI)を飲んでいただきます。

摘出標本です。しっかりと病変が切除されています。病理学的に高分化型粘膜内癌であり、根治切除と診断されました。
